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アート・文化にふれる機会をみんなで創造する仕組み「OUR ART PROJECT BY KAMADO」のコンセプトムービーを公開

2022年2月17日 15時59分


アート系ウェブマガジン「KAMADO」を運営する株式会社KAMADO(代表取締役:柿内奈緒美、本社:東京都世田谷区、以下「KAMADO」)は、アート・文化にふれる機会を創造する仕組み「OUR ART PROJECT BY KAMADO」をより多くの方に知っていただくため、本日、コンセプトムービーを公開しました。また、アートのためのブロックチェーンインフラ「Startrail」の導入が決定しましたので併せてお知らせします。 本取り組みを通じて、法人・個人がアートにふれる機会やアーティスト・作家を直接支援するきっかけを創造し、KAMADOのミッションである「文化の土壌をつくる」を軸にアートにまつわる世界を支援してまいります。


  • 背景

世界GDPランキング3位(*1)の経済大国といわれる日本ですが、令和4年度の文化・芸術予算額は約1,300億円(*2)と、世界の先進国と比べるとアートや文化に使われるお金がまだまだ低い国です。そして、寄付金の金額はアメリカと比べると法人で約3分の1、個人では30分の1(*3)となっており、寄付を通じた支援に対する意識が日本ではまだまだ広がっていないのが現状です。この状況を変えて、若手アーティスト・作家を支援していくために生まれた仕組みが「OUR ART PROJECT BY KAMADO」です。

  • 「OUR ART PROJECT BY KAMADO」の概要

「OUR ART PROJECT BY KAMADO」は、KAMADOと連携団体が法人・個人の「寄付」をコーディネートすることで、若手アーティスト・作家の制作支援を行う今までにない仕組みです。法人は寄付金税制や企業版ふるさと納税を活用して直接支援が行えるだけでなく、一定期間の作品レンタルによるアートの体験が可能となります。個人においても抽選による作品譲渡という形があり、様々な人がアートにふれる機会を生み出します。 【仕組みの流れ】 1.法人が連携団体(文化系NPO法人や地方行政)へ寄付を通じた支援を実施 2.連携団体の委託先であるKAMADOがアーティストのインタビュー記事を作成。アートがもらえるかもしれないオープン抽選「KUJI」とアーティストの支援につながる数百円からのメッセージ購読サービス「FUMI」のサービスが付帯されたウェブマガジン「KAMADO」に記事掲載し、読者へ届ける 3.アートのオープン抽選「KUJI」の作品制作費として、連携団体がアーティストに支援金をコーディネート 4.数か月後、オープン抽選で読者に作品が届く

OUR ART PROJECT サイト(WEBサイト:https://kamado-inc.com/ourartproject/

【ブロックチェーン インフラ「Startrail」の導入】 このたび、アートのためのブロックチェーン インフラ「Startrail」の導入が決まりました。「OUR ART PROJECT BY KAMADO」で制作されるアート作品の展示や取引に関する来歴管理と、アーティストへの還元金設定が可能となります。今後も「Startrail」を活用して、アートの所有体験の幅やアーティスト支援の在り方を広げ、アートにまつわる世界をより一層支援してまいります。 Startrailについて スタートバーンが構築する、アート作品の信頼性と真正性の担保ひいては長期的な価値継承を支えるための持続可能なブロックチェーンインフラです。ギャラリー、オークションハウス、EC サービス、美術館、アートコレクションなど、アート作品の流通・管理に関わる事業者は、NFT の発行・移転が可能です。 また、アート作品を購入した所有者は、NFT に記録されている情報を閲覧することができます。発行者の情報はもちろん、その後の展示や取引、修復や鑑定など、作品の価値に関わるさまざまな情報やデータを記録できます。さらに、サービスを横断した情報や規約の引き継ぎにより、二次流通・利用までを永続的に管理できます。(WEBサイト:https://startrail.io/

  • 本取り組みに寄せて賛同者コメント(五十音順)

施井 泰平 様 スタートバーン株式会社 代表取締役/株式会社アートビート 代表取締役 『アートの世界は、ただ良い作品をつくれば良い、ただ売れれば良い、ただ知られれば良いというわけにはいかない、非常に複雑な世界です。作品の発表の仕方や、お金の集め方はもちろん、造り手・受け手・マネージメント・批評、それぞれの思いがバランス良く存在する必要があります。 「OUR ART PROJECT BY KAMADO」からは、そのような世界に対する仕組みを丁寧に作ろうとしている姿勢が伝わります。意義ある挑戦だからこそ、そう簡単には上手くいかないとは思いますが、諦めずに頑張ってください。成功をお祈りしています。』 【経歴】 1977年生まれ。少年期をアメリカで過ごす。東京大学大学院学際情報学府修了。2001年に多摩美術大学絵画科油画専攻卒業後、美術家として「インターネットの時代のアート」をテーマに制作、現在もギャラリーや美術館で展示を重ねる。2006年よりスタートバーンを構想、その後日米で特許を取得。大学院在学中に起業し現在に至る。2021年に株式会社アートビート代表取締役就任。講演やトークイベントにも多数登壇。 数原 滋彦 様 三菱鉛筆株式会社 代表取締役社長 『多くのアーティストの方々が鉛筆をはじめ弊社の商品を愛用くださっております。内側から湧き出るイメージを他の人に伝えること。日本ではそういったアート活動が「なんとなく難しいもの」というように捉われがちです。ただ、本来、表現するという行為は発信する側、受け取る側、お互いにとって、刺激的でとても楽しいことです。「OUR ART PROJECT」により、アーティストの方々が様々な場所で活躍し、アート作品が多く広まることで、アートを日常に浸透させ、多くの人の暮らしの一部になることを期待しております。』 【経歴】 1979年、東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。野村総合研究所を経て、2005年に三菱鉛筆に入社。取締役、常務取締役を経て、2020年より代表取締役社長に就任。 田口 美和 様 タグチアートコレクション 共同代表 『このプロジェクトの説明を初めて受けたとき、正直言って感動した。民間企業、民間NPO、地方行政、若手アーティスト、KAMADO読者をつなげるこの壮大なプロジェクトは、隅から隅まで柿内さんのポリシーが貫かれていて、丁寧に作られている。全国の小さいけれど多様な取り組みがKAMADOを介してつながっていく。ともすれば一極集中型の巨大イベントを指向しがちなアート業界の流れとは一線を画す、草の根のネットワークが実現するかもしれない。FUMIとKUJIはアーティストと読者をつなぐお互いへのギフトでもあり、その仕組みはローカルとアーティストをつなげていく。それをKAMADOというメディアがやさしく包む。つながったネットワークがアートと人々の距離を少しずつ縮め、文化の土壌を耕していく。今までにない景色がその先に見える可能性を感じている。』 【経歴】 2013年頃より、ミスミグループ創業者である父田口弘が始めた現代アートコレクションの運営実務を担う。各地の美術館の要請に応じてコレクション展を開催。2020年8月タグチ現代芸術基金を設立し、小中学校への出張展示などコレクションの公益性をより高める活動を開始した。現在、アートプラットフォーム”South South”アンバサダー、スタートバーン株式会社シニア・アドヴァイザー、サン・パウロ ビエンナーレインターナショナルアドバイザー等を務める。 遠山 正道 様 スマイルズ代表取締役社長/スープストックトーキョー代表取締役会長 『連携団体と法人との関係性を作り、企業版ふるさと納税を絡めるなど、良い切り口だと思います。アートというのはなかなか厄介で、ただ広めようと思っても広がるものでもないし、そうする必要があるのか、もわからない。アートは、一人ひとりが自ら気づくのが良い。そのための機会を作って広げるのは良いことだと思います。アートに気づいている人生は、ちょっと豊かだと思います。』 【経歴】 1962年東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、85年三菱商事株式会社入社。2000年株式会社スマイルズを設立、代表取締役社長に就任。現在、「Soup Stock Tokyo」のほか、ネクタイ専門店「giraffe」、セレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」、ファミリーレストラン「100本のスプーン」、海苔弁専門店「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」を展開。「生活価値の拡充」を企業理念に掲げ、既成概念や業界の枠にとらわれず、現代の新しい生活の在り方を提案している。著書に『成功することを決めた』(新潮文庫)、『やりたいことをやるビジネスモデル-PASS THE BATONの軌跡』(弘文堂)、『新種の老人 とーやまの思考と暮らし』(産業編集センター)。 ナガオカ ケンメイ 様 デザイン活動家 『僕の活動のテーマ「ロングライフデザイン」は、メーカー、ストア、そして生活者の熱量が重なり続けないとできない現象で、もちろんそれはプロのデザイナーだけではできないこと。柿内さんの挑む「アート」の世界も、多面的にみんなが可能性を見ることができた時、そんな奇跡のような継続性のある力が生まれると思う。多くの人がARTの周辺、ARTのまわりへの見方を意識して、「OUR ART PROJECT」に加わるとき、世界的にまだその力を実感することの少ない日本にとって、少しづつ大きく変わり始めると思う。それにはまず、人の情熱に触れる必要がある。このプロジェクトの一見した複雑性に「よくわからない」と反応した愛知にいた僕に対して、翌日、目の前に現れた柿内さんの熱に、「分かろう」と動き出し、いま、その素晴らしさに心踊っている。人の「わかりづらい説明しにくい重要なこと」の表現のひとつが「ART」だと思う時、柿内さんから伝わった「熱」の伝播で、それは広がって行けばいいと思う。僕にはそれが一番、わかりやすい。』 【経歴】 1965年北海道生まれ愛知県育ち。 「長く続いている大切なこと」を「デザイン」を通じて紹介、販売する店「D&DEPARTMENT PROJECT」創設者。国内8カ所、国外3カ所に展開。「d design travel」発行人。d47 MUSEUM館長。2013年毎日デザイン賞受賞 南條 史生 様 美術評論家・キュレーター 『KAMADOはアートや工芸の生産の支援、市場への紹介、作品/作家の紹介広報、といったアートをめぐる複雑でトータルなエコシステム全体を対象として、その発展を支援しようとする大変珍しい活動だ。ここまでアートの背景を考えて支援を考えた人も少ないのではないだろうか。 まずは入口を作り、そこから興味を持って関わる人によって、システムのどこに興味を持つか、さまざまだろう。作品を見せつつみんなの興味を引き、そこから支援するところまで持っていくところが、なかなかに意義深いと思った。というのはやはり今、日本の若手作家に必要なのは、しっかりした支援活動だと思うからだ。またそうした作業の中に、国際的な情報発信も入れているので、活動の広がりを感じる。やはり日本の現代のクリエーションを世界に知らせていくことは喫緊の課題だ。それはパブリックディプロマシーに通じ、また日本経済の再構築にもつながる話なのだ。アートがカマドの中の火のように燃え上がり、日本の文化を導くトーチのようになればいいと思う。今後の発展を期待したい。』 【経歴】 1972年慶應義塾大学経済学部、1977年文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金等を経て、2002年より森美術館立ち上げに参画、2006年11月から 2019年まで館長、 2020年より特別顧問。エヌ・アンド・エー株式会社代表取締役。1990年代末よりヴェニス・ビエンナーレ日本館を皮切りに、台北、横浜、シンガポール、北茨城、ホノルル、北九州等国際展で総合ディレクションを歴任。2019年の森美術館の「未来と芸術展:AI、 ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」では自ら企画を担当。著書として「ア ートを生きる」(角川書店、2012年)等。 林 千晶 様 株式会社ロフトワーク 共同創業者 取締役会長 『初めてアート作品を購入したのは、パール色の絵の具で描かれた桜の絵だった。大好きだった祖母が、満開の桜の中で旅立ったことを彷彿させた。それ以来、毎朝、祖母と桜の絵に「おはよう」と挨拶している。 改めて、アートってなんだろう?企業版ふるさと納税になるとか、節税になるとか、いろいろ買う(あるいは買わせる)理由はあげられる。でも、人を動かすのはもっと単純で原始的な理由なのでは。「大好きな人にプレゼントしたい」というアートの買い手だっているに違いない。そんな郡小なことをKAMADOの動画をみながら考えていた。人とアートを身近に結びつけるKAMADOの活動を、心から応援している。』 【経歴】 早稲田大学商学部、ボストン大学大学院ジャーナリズム学科卒。花王を経て、2000年にロフトワークを起業。Webデザイン、ビジネスデザイン、コミュニティデザイン、空間デザインなど、手がけるプロジェクトは年間300件を超える。グッドデザイン賞審査委員、経済産業省「産業競争力とデザインを考える研究会」分科会委員、森林再生とものづくりを通じて地域産業創出を目指す「株式会社飛騨の森でクマは踊る」取締役会長も務める。 松本 大 様 マネックスグループ株式会社 代表執行役社長CEO 『マネックスグループは、「ART IN THE OFFICE」という新進アーティストを応援するプログラムを2008年から実施しています。アーティストに作品を展示する場を提供するだけでなく、社員との交流を通して制作していただくことで、アーティストの知性・感性を刺激し、社員にとっては様々な作品を通して多様な表現を知ること、様々な価値観や考え方を知り、認め合うことの大切さを理解してもらう機会になっていると感じています。14回も回を重ねていると、社員にとってもアーティストが身近な存在となり、当初はアートに関心の薄かった社員も、次はどんなアーティストがやってくるのか、楽しみにする人も増えました。 今回のアート・文化に触れる機会を創造するプロジェクトは、現代を共に生きるアーティストを身近に感じることができる仕組みであり、さらに「お金は感謝や想いを届けるツールとして使われる」ことを目指していると聞きました。お金とは自己実現を可能にするために存在すると考えている当社の考え方に近しく、プロジェクトが発展することを祈念いたします。』 【経歴】 1994年、史上最年少の30歳でゴールドマンサックス・パートナーに就任。アジアにおけるトレーディング、リスク・マネジメントの責任者となり、スペシャル・シチュエーション・グループも設立。1999年、ソニーとの共同出資でマネックスを設立。マネックスは東証一部に上場しており、傘下にオンライン証券のマネックス証券や米国のトレードステーション、暗号資産業のコインチェックなどを収める。経済審議会委員、東京証券取引所を含む複数の上場企業の社外取締役歴任。現在は、マスターカード社外取締役、ヒューマン・ライツ・ウォッチ国際理事会副会長。

  • 主催者コメント

柿内 奈緒美 株式会社KAMADO 代表取締役/KAMADO編集長 私は、幼い頃から絵を描くことが大好きでした。たまに訪れていた大原美術館(岡山県倉敷市)での思い出があります。ですが、美大に進むという選択肢がある事を知らないほど、地方の田舎ではアートに触れる機会や情報が少なかったです。それから、インターネットインフラが普及した2000年代。買ったばかりのパソコンで2005年に個人のホームページを自作し、好きなファッションアイテム・インテリア・プロダクト・音楽・映画や本、そして大好きな雑誌についてひたすらに紹介してました。知らない人からコメントをもらった時、距離を超えて誰かとつながり、小さな行動のきっかけを渡せた事でインターネットの世界に魅了されました。子供の頃の体験から「開かれた情報は誰にでも平等であってほしい」という想いと、人とつながる楽しさが原体験となって、今もウェブマガジンを運営しています。 社会人として働く様になった頃、日本の社会に少し息苦しさを感じる様になりました。「誰かに否定されるかも」と縮こまっている人の個性や表現と、経済重視の効率化によって同じ街並みになった地方土地のモノづくりの衰退が重なって見えました。アートや文化、表現はその人、土地が持つアイデンティティだと思うからこそ、そのままで居て欲しいと心から願い模索してきました。進んでいく中で見えてきた業界・社会の課題を少しでも解決する仕組みを作ろうと「OUR ART PROJECT」を立ち上げ、運営しています。このコンセプトムービーを通じて、もっと多くの方にご賛同・共感頂けると嬉しいです。創り手が創り続けていける文化の土壌を作り、距離を超えるインターネットとリアルをつなげて誰もが表現を楽しめる社会をつくっていきます。 【経歴】 岡山県生まれ。ジョージクリエイティブカンパニーなど数社を経て、ニューヨークのカルチャーを発信するウェブマガジン「HEAPS」にて勤務。のち、個人事業主となり同親会社の新事業として「PLART STORY」創刊編集長に就任。2019年8月より「KAMADO」を運営。2020年6月、株式会社KAMADOを設立、代表取締役に就任。表現のアイデンティティを通じて人が繋がり認め合える文化の土壌を創るため、現代の表現であるアート、時代の表現である工芸・民芸・モノづくりを軸に発信。

  • 進行中の連携プロジェクト

【ARTIST FILE-OUR ART PROJECT- from NPO法人 取手アートプロジェクトオフィス】 現在進行中の連携団体は、東京藝術大学・取手市・市民の三者共同によるアートプロジェクトの運営を担う「NPO法人取手アートプロジェクトオフィス」です。今後は、各地方行政との連携も予定しています。 ■前回のリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000063214.html ■ARTIST FILE第一弾の記事をウェブマガジンKAMADOで公開中 「他者との融合への憧憬を、イメージの重なりに込めて 現代アーティスト 倉敷安耶」 https://kamado-japan.com/story/08/

  • プロジェクトメンバークレジット



  • 会社概要

社     名:株式会社KAMADO 代 表 取 締 役:柿内 奈緒美 活動拠点場所 :東京都渋谷区渋谷2丁目24−12 渋谷スクランブルスクエア15階 SHIBUYA QWS 設     立:2020年6月 事 業 内 容 :インターネットを用いたウェブサービス・メディア運営、イベント企画・運営など ウェブマガジン:https://kamado-japan.com/ 引用元: (*1)国際通貨基金「 2021年の世界各国のGDP」より (*2)文化庁「令和4年度文化庁概算要求の概要」より (*3)日本ファンドレイジング協会「寄付白書2021」より

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